租税法との付き合い方

こんにちは。会計士龍崎です。

12月短答も終わって論文式試験対策の時期が始まりましたね。
そんな中、受験生を一番惑わす科目が租税法でしょう。
ということで、今回は租税法との付き合い方について記載していこうと思います。

<租税法の概要>
租税法は論文式試験のみに出題される科目で、
法人税所得税③消費税
といった構成になっております。
出題形式としましては
問題1:理論(論述)
問題2:計算(法人税所得税・消費税の順番)がテンプレですかね。

<受験生のレベル>
圧倒的に低いです!
試験範囲が広くて論文のみの科目になることから、正しく努力さえすれば安定して科目合格を取ることができます。
筆者も全国模試・本番ともに偏差値60を切ったことがありません。

また、論文のみの科目であることから、短答に特化したい人は5月から無理やり詰め込んでやり過ごすといった方法も取ることができます。

<学習法>
①計算
まずはシッカリ法人税と消費税の計算をやりましょう!
優先順位としては、「法人税>>消費税>>>所得税」ってイメージですね。
法人税の計算が出来るようになるコツは、優先順位の高い箇所からテキストの例題をきちんとこなすこと!
租税法は基本的な計算が出るのみで、財務会計のような引っ掛けは出ません!ですので、まずは基本から押さえることが優先です。

消費税も同様に、例題から最優先で押さえれば大丈夫かと。
ただ、法人税とは異なり点数が取れるまでやや時間がかかると思うので、それまではもどかしいかと思います。気合い入れてください。

所得税は、正直優先度は下がりますね。
基本的な計算ロジックを掴めばある程度はなんとかなると思います。
(ちなみに筆者は所得税の計算本番0点でしたw)

ある程度例題をこなしたら、答練にてアウトプットの練習ですね!
これも簿記と同様に何回も繰り返し問題を解けばいいかと思います。

②理論
まずは計算をシッカリ覚えましょう。
なぜなら、租税法の理論は計算内容を文章で説明すればある程度は上手くいくからです。

計算がシッカリ出来るようになったら、次は法規集の出番です。
学習用と答練用の2冊用意することを強くお勧めします。
オススメ法規集の使い方は以下の通り。
①計算テキストを読みながら、関連する条文を読み、学習用法規集線を引きます。
②答練ではマーカーの引いてない答練用法規集を持ち込み答案作成に使います
③答練で出た理論の条文は学習用法規集に線を引きます。

こうすることで、大外しはしなくなるかとおもいます!

<付き合い方>
5月短答受ける人でも、12月〜3月まではシッカリ租税法の勉強をやってください!
この時期にシッカリやれば、5月担当後でも租税法にアドバンテージが取れます。
短答直前は全く租税の勉強をやらなくてもいいですが、短答直前期まではシッカリ勉強することを勧めます。
どうしても短答に特化したい人は、せめて法人税の最優先論点のみをやってください。
そうすれば、周りに遅れを取ることは無いかと。

<最後に>
ザッと書き下ろしましたが、要約すると
①やれば絶対に科目合格が安定する
法人税をシッカリやれば安定する!
③12月から3月にシッカリ足場を固めましょう
ってことになりますね。

重要論点は具体的な学習法は講師の方に質問いただければ幸いです!

長くなってしまいましたが、今回はこの辺りで。

ありがとうございました。