財務会計論計算(簿記)が本当にできるようになるまで
こんにちは
会計士龍崎と申します。
前回は租税法について熱く書いてしまったので、
今回は財務会計論計算について書いてみようかと思います。
後日書いた記事がこれ。併せて参考にしてもらえれば嬉しい
ここから本題
<特徴>
この科目は会計士試験において最重要と言っても過言ではありません。
①短答式試験 500点
・財務会計論200点
・管理会計論100点
・企業法100点
・監査論100点
②論文式試験 700点
・監査論100点
・企業法100点
・租税法100点
・選択科目100点
比重が他の科目より圧倒的に高いです。
また、受験スタートしてから1年はがっつり財務計算ばかりやるかと思います。
これは
①計算は一度身につけるのに時間がかかるが、一度習得すれば忘れないづらい!
②上記特徴から、一度遅れを取ってしまうとカバーが効きづらいこと。
ですので、入門期で計算はを徹底的に極めてください!
具体的には
・基本問題を何も見ないでも一瞬で解法が浮かぶくらいまで繰り返す
・与えられた総合問題を全て8割以上余裕で取れるようにする。
・短答の計算問題が普通に出来るようにする。
これらを入門期が終わるまで完璧に仕上げてください!
<具体的な学習法>
じゃあどうするんですか!って突っ込みが入るかと思うので、ちゃんと解説を。
私は受験生時代財務計算がメチャクチャ得意だったので、その体験談も踏まえながら書いていきます。
【入門期】
①授業は欠かさず決めた日に受けます
②次の授業までに例題とトレーニングをこなす
③ある程度出来たら総合問題をこなす
④最後の確認テストまでに、トレーニング・総合問題を3回こなす
なお、問題を解く際のコツはこの通りです(こっちのが重要!)
・トレーニングを解く際は、論点を確認するため→定着を確認するため→メンテナンスのため というった感じで一回一回目的をもって実施する。
・総合問題は1回目ではボロボロかと思うのですが、そこで何故ミスしたのかを徹底的に把握する(論点の理解不足・集計ミス・ケアレスミス・忘れ・引っ掛け)
・勉強している論点がどの論点とつながっているかを確認する。
その結果、トレーニングと総合問題を5回転できれば、計算では合格ライン行くでしょう
(5回はあくまで上記目的を持って学習した結果!思考停止では何回転しても意味はない!勉強しない方がマシ)
ここまでやれば、計算はある程度までいくと思います
【上級期】
アクセス答練やステップ答練など、アウトプットの機会が増えるでしょう。
そんな中で引っ掛けや現場対応力を学んでいきます。
ここでは応用力が問われるので、一回一回大切に頭使って解きましょう。
正直入門期での遅れがあると、入門期必要な学習も重ねなければいけなくなるので、入門のうちにできることはやるべきかと思います
<深い理解を得る方法>
数はこなしているけど出来るようにならない!っていう方は多いのでは?
そんな方に質問です。
「貴方は自分の予備校で学んだ計算の論点を全て口頭で説明できますか?」
おそらくほとんどの方が出来ないかと思います。
では質問を変えましょう
「○○が出てくる論点を全て説明できますか?」(○○の中には勘定科目が入りますex支払利息、持分変動損益)
こちらも難しいかと思います。
これが出来ない理由は、横の繋がりを理解していないからです!
では、それを理解する方法は何でしょう!
それは、総合問題やトレーニングを解いた際・関連する論点をザッとテキストで確認することです。
えっ、それだけ?って思うでしょ?それが効果あるんですよ。
当たり前のようなことをやってない人が少ないだけで。
勿論一朝一夕では出来ないですよ?ですが、それを繰り返したら、上記質問に答えられるようになると思いますよ!
といった形ですかね。
色々書いて来ましたが。一言でまとめると
頭使って回数こなせ!ということです!
それでは、今回は長くなりましたが、参考にしていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。